【ぜひ実践したい!】四季報の速読術
こんにちは、まるこめです。
今回は私が実践している「会社四季報の速読術」についてご紹介します。
株式投資に興味がある人であれば、「会社四季報」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
どこかで聞いたことがあるような…
会社四季報では、企業概要や業績を調べることができます。
会社四季報の速読術をマスターできれば、株価上昇が見込める優良銘柄を発見できる可能性がグッと上がるはずです。
この記事では、私が実践している「四季報の速読術」について徹底的に解説します。
「四季報は読むだけで一苦労」「もっと効率的に読み進めたい」という悩みを解決できますので、ぜひ最後までご覧ください!
会社四季報とは
上場企業約3800社の事業内容、業績、財務状況などがコンパクトに一冊にまとめられています。
3月・6月・9月・12月の年4回発刊され、1ページにつき1銘柄の会社情報が詰まっています。
会社四季報を見てみよう
さっそく、四季報にはどのような会社情報がのっているのか見ていきましょう✨
まるで辞書みたいで全然理解できないね…
そうだね!だからポイントを絞って、読む方法がおすすめです。
会社四季報の隅々まで目を通して、精査する必要はありません。チェックすべきポイントを絞って効率的に読み進めていきましょう。
読むべきポイントはこの4つ!
株価上昇が見込める銘柄を見つけるためには、会社四季報を隅々まで読み込むことが理想ですが、それはまず不可です。
そこで、以下の4つのポイントに絞って読み進めることをおすすめします。
この速読術に慣れると、1ページあたり30秒〜1分でチェックできるようになるはずです。
ポイント①→②→③→④の順に銘柄情報をチェックして、全てクリアしたものだけピックアップしましょう!
① 株価チャート
② 売上高・純利益
③ 利益剰余金、有利子負債
④ ROE、ROA
ちなみに、ポイント③以外はクリアしているのに・・・と妥協ぎみにスクリーニングしてしまうと、最終的にかなり多くの銘柄が残ってしまいます。
スクリーニングをしている意味がなくなってしまうので、妥協はおすすめしません。
① 株価チャート
直近1年の株価が右肩上がりに成長し続けているかチェックしましょう。
直近1年の株価が横ばい・下落し続けている銘柄は、将来にわたって同じのトレンドが続く可能性があるため、投資対象から除くのが無難です。
好業績でも株価が下落し続けている銘柄はたくさんあるので、要注意ですね。
② 売上高・純利益
売上高・純利益が前期→今期→来期予想で10%以上ずつ増加しているかチェックしましょう。
株価は基本的に業績ベースで推移するので、売上高・純利益が横ばい・減少していると、株価が上昇しない要因になりえます。
売上高・純利益が20%以上ずつ増加している成長企業も見つけたわ✨
③ 利益剰余金、有利子負債
利益余剰金が有利子負債より多いかどうか確認しましょう。
内部留保とも呼ばれ、企業が配当金の増配や設備投資などのために自由に使うことができるお金です。
企業が抱えている借金の総額です。
利益剰余金が有利子負債より多いと、長期的に純利益を生み出し続けてきたことが分かります。
有利子負債が多い場合、ビジネスモデル自体に問題がないか吟味しましょう。
④ ROE、ROA
ROE:10%以上、ROA:5%以上があるかどうかチェックしましょう。
これらの指標は企業がどれだけ効率的に利益を生み出しているのかを表します。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
一般的に、ROE(自己資本利益率)が10~20%あれば、優良企業と判断できます。
ROA(%)=当期純利益÷総資産×100
一般的に、ROA(総資産利益率)が5%以上あれば、優良企業と判断できます。
まとめ
四季報の速読術いかがでしたでしょうか。
約3800社の中から約数十社に銘柄を絞ることができたのではないでしょうか。
より深く銘柄分析したい場合は、四季報だけでなく銘柄情報サイト等も活用して、徹底的に情報収集しましょう。
これらのポイント全てをクリアした銘柄のみに絞ることがおすすめです。
① 直近1年の株価チャートが右肩上がりに成長し続けているか
② 売上高・純利益が前期→今期→来期予想がで10%以上増加しているか
③利益余剰金が有利子負債より多いか
④ ROE:10%以上、ROA:5%以上あるか
株式投資の勝率を少しでも上げられるように、これからも有益な情報を発信していきますので、よろしくお願いします。